「Shift AIに興味あるけど、補助金って今の自分に使えるの?」と思って調べ始めた人、多いと思います。
結論から言います。Shift AIで使えるリスキリング補助金には2種類ありますが、在職中かどうかで使える制度がまったく変わります。求職中・休職中の方がよく期待する「最大70%補助」のキャリアアップ支援事業は、実は在職者のみ対象です。失業中の状態では申請できません。
この記事では、求職者・休職中・在職者それぞれの状況別に「どの制度が使えるか」「いくら補助されるか」「どう申請するか」を整理します。制度を正確に理解してからShift AIに申し込むことで、受講費用を無駄にせず済みます。
②求職者・失業中は最大70%のキャリアアップ支援事業は対象外、教育訓練給付金が使える可能性あり
③休職中は在職扱いのためキャリアアップ支援事業を申請可能、状況別に正しい制度を選ぶことが重要
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Shift AIで使えるリスキリング補助金は2種類
Shift AIで活用できるリスキリング補助金には、大きく2つの制度があります。どちらも国が運営していますが、管轄省庁・対象者・給付率がまったく異なります。
制度名管轄対象給付率上限
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業経済産業省在職中かつ転職希望者最大70%56万円
教育訓練給付金厚生労働省雇用保険加入歴がある人(在職中・離職者)20〜80%種別による
企業の研修費用として使う「人材開発支援助成金(厚生労働省)」という制度もありますが、こちらは会社が従業員を研修させる場合に会社側が申請するものです。個人が直接申請する制度ではないため、この記事では割愛します。
状況別:あなたはどの制度が使えるか
まず自分の状況を確認してください。使える制度は以下の3パターンに分かれます。
【パターン1】求職中・失業中の人
キャリアアップ支援事業は使えません。この制度は「サービス登録時と初回キャリア相談時に在職していること」が必須条件です。失業中の状態では申請要件を満たさず、受講後も補助金を受け取れません。
使える可能性があるのは教育訓練給付金です。雇用保険の加入歴が一定期間あれば、離職後でも申請できます。ただしShift AIのどのコースが給付金の対象講座に指定されているかは、厚生労働省の講座検索システムで個別に確認が必要です。
【パターン2】休職中の人
キャリアアップ支援事業を申請できる可能性があります。休職中は雇用契約が継続しており、法的には在職者と同じ扱いになるためです。
ただし「転職を目指していること」が条件に含まれるため、転職意向がない休職者には適用されません。転職を検討している休職者であれば、在職者向けの手順で進められます。教育訓練給付金も、雇用保険加入が継続していれば申請できます。
【パターン3】在職中・転職希望の人
2つの制度どちらも対象になりえます。キャリアアップ支援事業(最大70%・上限56万円)は給付率が高いため、在職しながら転職を目指す人にとって活用メリットが大きい制度です。
キャリアアップ支援事業の条件と申請フロー(在職者・休職中向け)
キャリアアップ支援事業を利用するには、以下の条件をすべて満たす必要があります。
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- 登録時および初回キャリア相談時に在職していること
- 雇用主の変更を伴う転職を目指していること
- 指定のキャリアコンサルティングを複数回受講すること
- 定められた学習時間を達成すること
雇用形態は正社員のみではなく、契約社員・派遣社員・パート・アルバイトも対象です。一方、経営者・取締役・役員・業務委託・フリーランスは対象外です。
申請フロー
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- 経済産業省の事業サイト(careerup.reskilling.go.jp)から対応スクールを確認する
- Shift AIに受講申し込みをする
- キャリアコンサルタントとの面談を受ける(複数回)
- 指定の学習時間を達成して講座を修了する
- 領収書・受講証明書・面談記録等の必要書類を準備する
- ハローワークへ直接持参して申請する(郵送不可)
- 審査後、指定口座へ振込
補助のタイミングは受講修了後です。受講料を一度全額自己負担し、修了後に補助分が振り込まれる後払い方式です。さらに転職成功・1年継続就業が確認された場合、追加給付(受講費の20%・上限16万円)も受け取れます。
出典:経済産業省『リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業』
教育訓練給付金の条件と確認方法(求職者・在職者向け)
教育訓練給付金は厚生労働省が運営する制度で、雇用保険の加入歴があれば在職中・離職後どちらでも申請できます。求職中で失業給付を受けている人も、雇用保険加入期間の条件を満たせば対象です。
給付金は3種類あり、受講する講座の区分によって給付率が変わります。
種類給付率上限雇用保険加入要件
一般教育訓練給付金20%10万円1年以上
特定一般教育訓練給付金40%20万円1年以上
専門実践教育訓練給付金50〜80%年間56万円(最大)3年以上
Shift AIのコースがどの区分に指定されているかは、厚生労働省の「教育訓練給付制度 講座検索システム」(kyufu.mhlw.go.jp/kensaku/)でスクール名・講座名を検索して確認してください。指定されていない講座は給付金の対象外です。
離職者が申請する場合、離職日の翌日から1年以内(一定条件で最大4年以内)に受講を開始する必要があります。期限を過ぎると対象外になるため、早めに確認することをすすめます。
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申請時の注意点と失敗しやすいパターン
受講前に申請が必要な制度がある
教育訓練給付金(専門実践)はスクール受講開始前にハローワークへの申請が必要です。受講を始めてから申請しようとすると給付対象外になります。キャリアアップ支援事業も、事業サイトへの登録と初回キャリア相談は受講開始前に行う必要があります。
受講料は一度全額自己負担
どちらの制度も補助金は後払いです。受講料を先に支払い、修了後に振り込まれます。受講費用の全額を用意できるか確認してから申し込んでください。
郵送申請は受け付けていない
キャリアアップ支援事業の申請はハローワークへの直接持参が必須です。郵送・オンライン申請は現時点では対応していません。
制度の変更に注意
補助金制度は毎年度見直されます。この記事の情報は2026年3月時点のものです。申し込み前に必ず各制度の公式サイトで最新情報を確認してください。
よくある質問
フリーターでもShift AIの補助金は使えますか?
週20時間以上働いており雇用保険に加入している場合、教育訓練給付金の対象になる可能性があります。キャリアアップ支援事業は在職中かつ転職希望が条件のため、フリーターとして働いている状態でも申請できます。ただし経営者・業務委託・フリーランスは対象外です。
失業給付(雇用保険の失業手当)と教育訓練給付金は併用できますか?
別々の制度のため、条件を満たせば併用が可能です。ただし受給状況によって手続きが変わるため、管轄のハローワークへ事前に確認することをすすめます。
キャリアアップ支援事業の70%補助はいつもらえますか?
受講修了後に受講料の50%(上限40万円)が給付されます。さらに転職成功・1年継続就業の確認後に追加20%(上限16万円)が給付されます。合計最大70%・56万円は2回に分けて受け取る仕組みです。
Shift AIは教育訓練給付金の対象講座ですか?
厚生労働省の「教育訓練給付制度 講座検索システム」(kyufu.mhlw.go.jp/kensaku/)でShift AIと検索して最新の対象講座を確認してください。指定状況は随時更新されます。
まとめ
Shift AIで使えるリスキリング補助金は「キャリアアップ支援事業(経産省)」と「教育訓練給付金(厚労省)」の2種類です。どちらが使えるかは在職状況と雇用保険の加入歴によって変わります。
求職中・失業中の人はキャリアアップ支援事業を使えません。雇用保険の加入歴があれば教育訓練給付金が使える可能性があるため、厚労省の講座検索システムでShift AIの対象講座を確認してください。休職中の人は在職扱いのためキャリアアップ支援事業の申請ルートに進めます。転職意向があることが条件です。在職中で転職を考えている人は最大70%補助のキャリアアップ支援事業を優先的に検討してください。
補助金はどちらも後払いで、受講前の手続きが必要な制度もあります。申し込む前に自分の状況に合った制度を確認してから動くことが、受講費を無駄にしない鉄則です。
【案件名】の無料相談や説明会を活用して、まず自分が対象になるかを確認することをすすめます。
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